塾は知識を学ぶところ、学校は実体験をしながら学ぶところ

私は教員という仕事を長年してきました。学校というところは、どうやって、教えたい内容を教えるかという授業の流れや組み立てを考えます。そのための準備もします。

例えば、理科の水溶液ならば、授業で実験をしながら考えさせるとなると、その実験のための準備は大変です。食塩水、希塩酸、アンモニア水、重曹水、炭酸水を5種類用意します。濃度が決まっているので、その濃度に合わせて水溶液を作ります。5%の食塩水なら、塩の重さを計って水に溶かします。そういう準備をしてから授業に入るわけです。

塾での学習となると、そのようなことは知識として学習することになります。学校のように多くの薬品を備えているわけでなく、知識として学習するわけです。

学校は実体験をさせながら学ぶところです塾は実体験よりも、知識を優先させるところです。

私は高校卒業後に大手の進学塾に通ったことがあります。

どんなに大手の進学塾でも物理を学ぶのにそのための実験を実際にやって学習をしたことはありません。あくまで知識を学ぶところでした。

もし、これが英語専門の塾なら、英会話など会話の実体験もできるでしょう。NHKの英語会話の授業のようなイメージでしょうか。生徒と先生がいて、会話ができるようになるため、場面を想定しながら練習するのです。

学習塾では、定期試験や入学試験に向けて日々学校で習う学習内容を先取りしながらより、定着をめざします。

先取りではなく、学校で習った既習事項を復習する場合もあるかもしれませんが、基本塾は先取りとなるでしょう。

学習をどんどん進め、後で繰り返す時間が必要です。

何事も一回学習したからと言って、覚えることはできません。よほど記憶力の良い人でないと、一度学んでも忘れるものです。

繰り返すことで覚えることができます。

例えば、江戸時代の三大改革と言われるものがあります。

享保の改革、寛政の改革、天保の改革です。それぞれの年号とそれを進めた人の名前も暗記しなければなりません。また、どんな内容の改革だったのかも覚えなければいけません。これらは一度読んだり書いたりしたからと言って覚えられるものではありません。繰り返すことで覚えられます

私は、かつてこれらを何度も学習してきていますが、やはり忘れてしまいます。

歴史だけでなく、数学、理科、英語と全ての記憶を蘇らせ教えられるだけに自分自身をもっていくためには、まず、中学レベルの学習内容を総復習する必要があります。それをかなりのスピードで行います。5教科を一通り終えたら、さらにまた、繰り返します。回数が増えていくごとに知識が濃いものとなります。

 

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